筆順、学校で習っていた時かなり苦しめられました。
筆順の決まり覚えるの大変じゃなかったですか?
最近ですが、とあるママさんとの会話にて
ひらがなの「や」と「か」が同じに見えて・・・
ちゃんと確認しとかないと・・・あれはやばすぎ
でも文科省で、もう最後の形がちゃんとしていたら書き順は不問になったみたいですよ~!
じゃ、じゃぁもうあの「この部分は何画目でしょう」とかいう問題は出ないってことですか!?
えー!でも書き順問われないのは嬉しいかも!!
帰ってから、この情報は本当か!?と思い、色々調べました。
ん・・・?
点画の長短や方向,接し方や交わり方などに注意して,筆順に従って文字を正しく書くこと。(文部科学省HPより)
筆順のことかいてあるじゃん・・・やっぱり教え込まなければいけないんじゃないか・・・
でも3年生以上については、筆順のことについての指導は書いてありませんでした。
うーん、結局どっちなんだろう?と色々調べたところ
~漢字興国論より抜粋~
文部省の『筆順指導の手引』の“まえがき”に「筆順には、正しい筆順も無く、誤った筆順も無い」とあります。筆順はさういふ性格のものですから、「かういふ順序で書きなさい」と言って強制すべきものではありません。そもそも筆順の手引きは、教師の要請で、文部省が心ならずも編集し刊行したものだと聞いてゐます。言はば「教師がとんでもない書き方をしないやうに」教師の為に制作されたものです。だから、“まえがき”に、「いく通りもの筆順があるものでも、ここにはただ一つしか示してゐない」と書かれてゐます。
所が、何でも金科玉条 きんかぎょくじょうにしたがる教師が、いく通りもの筆順がある漢字を、手引きに示された筆順だけを強制するばかりか、他の筆順を誤りとするものですから、文部省でもたまりかねて度々さういふ事の無いやうにといふ指示を出してゐます。
それでも一向に改まる様子が無いので、文部省も手引きを廃刊してしまひました。然し、廃刊された今でも、各学校にはこの本が残ってゐますので、相変ず子供たちを苦しめ、またその親までも苦しめてゐます。
「親までも苦しめてゐる」といふわけは、例へば、子供が親に「上といふ字の筆順を教へて」と尋ねますと、親は大抵自分が書いてゐる「‐|一」といふ筆順を教へるでせう。所が、手引きの筆順は「|‐一」となってゐますから、子供は学校で×ばつを貰って親を恨む、といふ事になるからです。
これは大変に困った事です。昔から、このやうな教育の大半は家庭で行はれてゐました。だから、これが出来なくなった今、学力低下が叫ばれるのは当然の事だと言へませう。「‐|一」といふ筆順は、昔から行はれてゐる極めて常識的な筆順です。だから、手引きでも“まえがき”にこの筆順などを例に挙げて、「手引きに示されてゐないこのやうな筆頭をも認めなければいけない」と断り書きしてゐるのです。といふ事は、現在、大抵の学校で行はれてゐる「手引きに示されてゐる筆順だけが正しいとする筆順指導は、手引きに違反した指導である」といふ事になります。だから、漢字の筆順テストをする事など言語道断の行為だと言ふべきです。
それにプラスして、
- ア 時間がかかる。
小2で学習する「曜」は18画もある。 - イ 特に効果があるわけでない。
指で「そら書き」するのに比べて、筆順を定着させるうえで大きな差はない。 - ウ 作業的になる。
ややこしくて、本質的でないところに子ども達の神経を使わせる。
7~8画以上になると、正確に追うのが困難になる子が出る。
筆順指導と部首指導とを並行して行う方法は、次のプラスがある。
- ア 漢字は、構成単位の組み合わせから出来ていることを理解する。
一本一本の“棒”の積み重ねではないということ。
「たて棒」ではなく「たてかく」、「よこぼう」ではなく「よこかく」と呼ぶようにすること。 - イ 部首名を覚える。
例- 指 「てへんに、ヒを書いて、下に日」と言うようにする。
- 部 「立つに、口を書いて、おおざと」と言うようにする。
(文部科学省HPより一部抜粋)
結局のところ、筆順は地域差や時代によっても変わってきており、また字体で書き順が変わる漢字も存在するため、一概に正しい筆順はないということ。
ただし、上記の文部科学省のHPにも書いてあるように、「一本一本の“棒”の積み重ねではないということ」を理解するため、また画数を理解するため、「たてかく」「よこかく」などで漢字が構成されていることを理解することが大事。
それを理解するため、小学校2年生までの筆順は学校で習う筆順を覚えること。
てことかなと。
とりあえず目くじら立てて、この書き順おかしい~!!!とか言わなくてすむかな?
漢字検定でも4級以上は書き順問われないみたいですし?
最近私はほとんど紙に漢字を書くことがなくなったせいで、書き順どころか書くことすら怪しくなってきましたよ・・・